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薬剤師が忘れがちな一大イベント!2年に1度の薬剤師届出

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書類にペンで書き込む手元

「薬剤師の届出」とだけ言われて、ピンと来るでしょうか?

薬剤師として勤務したことがある方なら、「職場で書いたかも…」と思うかもしれません。

薬剤師届出票の提出義務については学生時代に薬事法などの授業で習ったはずなんですが、ほとんどの方がハッキリ覚えていないようです。

普通に仕事をしていれば職場で提出するので意識していなくても問題ありませんが、転職などで仕事をしていない期間に提出時期が重なると出し損ねてしまう可能性があるので、確認しておいて損はありません。

薬剤師届出票とはいつどんな内容を届け出る必要があるのか、ここで一度確認してみましょう。

特に子育て中などで現在仕事をしていない方や、フリーランス薬剤師は忘れがちなので覚えておいてくださいね!



「薬剤師届出票」って何だっけ。なぜ必要?

薬剤師届出票とは厚生労働省の実施する「医師・歯科医師・薬剤師調査」のために提出するものです。

つまり薬剤師のほか、医師と歯科医師も2年ごとに届出票を提出する義務があります。

この調査は医師・歯科医師・薬剤師の性別や年齢・業務内容や従事場所の分布統計を取るために行われています。

薬剤師の調査内容は以下のとおり。

  • 住所
  • 性別
  • 生年月日
  • (国家資格の)登録年月日
  • 薬剤師免許登録番号
  • 業務の種別(選択式)
  • 従事先の所在地

医師であれば診療科目なども書き込む欄がありますが、薬剤師は応需している処方箋の内容などの報告義務はありません。

どれも難しい内容ではなく、すぐに書き終えることができます。

薬剤師の登録年月日・登録番号については覚えている人はそうそういないと思いますので、薬剤師免許を用意しておきましょう。
提出時期になって免許がどこにあるかわからない…と焦らないために、番号と登録年月日をわかりやすいところに控えておくのがオススメ。

働いている場合には職場で取りまとめて提出するので、周りに迷惑をかけないよう提出が遅れないようにしたいですね。

薬剤師届出票は薬剤師全員が出す?提出時期は2年に1度

「医師・歯科医師・薬剤師調査」の調査対象は厚生労働省により以下のように決められています。

日本国内に住所があって、医師法第6条第3項により届け出た医師、歯科医師法第6条第3項により届け出た歯科医師及び薬剤師法第9条により届け出た薬剤師の各届出票を調査の客体とする。

医師・歯科医師・薬剤師調査:調査の概要

つまり日本以外の海外に住所がある場合には、日本国内の薬剤師とは見なされないため調査報告は不要です。

逆に海外に住んでいても住所が国内にある場合には提出が必要なので、一時的に海外に住んでいる方や住民票を日本に置いたまま海外に居住している方は注意が必要です。

当然調査時期に旅行などで海外にいる方も調査対象となりますので、万が一長期間の旅行で提出できない場合には事前に住所地の保健所に相談しておきましょう。

薬剤師届出票の提出期限は、毎回必ず「奇数年の1月15日まで」です。

偶数年の12月31日の勤務状況を、翌年の1月15日までに提出します。

前回は平成28年12月31日の分を平成29年1月15日までに提出しましたので、次回は平成30年12月31日の分を平成31年1月15日までに提出することになります。

偶数年の年末ごろには薬剤師届出のことを思い出すようにしましょう。

現在の勤務状況によって提出方法が異なるので注意

多くの場合薬剤師届出票は職場ごとに取りまとめて提出します。

保健所から薬剤師のいる勤務場所に届出票が届くので、それに職場薬剤師全員が記入してまとめて提出すればOKです。

提出は直接保健所に提出するか、郵送でも問題ありません。

万が一記入内容に不備があると二度手間になってしまうので、時間に余裕があれば直接提出した方が良いでしょう。

仕事をしている薬剤師は職場に届出票が届くので、提出を忘れることはなさそうですね。

心配なのは現在仕事をしていない薬剤師や、薬剤師とは関係ない仕事をしている方です。

その場合には薬剤師届出票を自分で入手しなくてはなりません。

保健所に直接受け取りに行ってそのまま提出しても良いですし、厚生労働省のHPからダウンロードすることも可能です。

参考e-Gov 薬剤師の届出

居住地によってはインターネットでの提出が可能です。
直接行く手間が省ける上に再提出も簡単なので、職場で提出ができない方はネット提出ができるかどうか調べてみると良いですね。

どの方法を取るにしても職場単位で薬剤師届出票が出せない方は、何よりも提出を忘れないようにすることが大切です。

カレンダーの最終ページなどに書いておく、古いものでも良いので届出票を張り付けておくなど忘れないために工夫をしておきたいですね。

薬剤師届出票の提出を忘れたらどうなる?

実は私、前回平成28年分の提出を忘れました。

フリーランスに転向して初めての提出年だったこともあり、少しも思い出しませんでした。
(夫は職場で提出したはずなので、声をかけてくれたら良かったんですが…。)

提出を忘れたことに気が付いたのは、提出期限の1月15日を半年以上過ぎてからです。

「あれ、これ忘れたら大変なことになるんじゃ…まさか免許停止とかないよね?!」なんて心配をしましたが…。

実際には何もありませんでした。

保健所に問い合わせたところ「次回忘れずに出してください。」と言われただけです。

厚生労働省の薬剤師資格確認検索システムから名前が一時的に抹消されると言われていますが、現時点で私の名前は検索可能なので必ず消されるというわけでもない様子。

提出忘れから1年以上経ちましたが、特に困ることはありませんでした。

規則上は提出を怠ると罰金など罰則があるとされていますが、実際には注意だけということがほとんどのようですね。

もちろん連続で提出しなかった場合などは注意だけで済まない可能性がありますので、できるだけ忘れないように提出しましょう。

気をつけなければならないのは、提出を忘れても誰も教えてくれないということ。

保健所などから「提出していませんよ。」というお知らせが来ることもありません。

全く思い出す機会がなければ何度も提出する機会を逃してしまいそうです。
そうならないために薬局や病院で働いていない方は、自分でシッカリと提出時期を覚えておかなくてはならないですね。

また忘れてしまったときの対処方法は住んでいる自治体によって異なる可能性がありますので、忘れたことに気が付いたらすぐに住所地の保健所に問い合わせるようにしてください。

私は以後絶対に忘れないように、カレンダーに必ず大きく書き込むようにしています。

いざ薬剤師に戻るときに面倒なことにならないように、必ず忘れずに提出しようと思います。

まとめ

病院や調剤薬局で仕事をしている方にとっては、「はい、書いて~」と言われて提出するだけなので、気にも留まらない薬剤師届出票。

ただフリーランスや専業主婦、その他薬剤師の資格を必要としない仕事に就いている薬剤師にとっては自分でシッカリと覚えておかなくてはならない問題です。

ドラッグストア勤務の場合にも職場単位で提出できないことがあるようなので、忘れないようにしておきたいですね。

店舗に自分しか薬剤師がいないなど会社が教えてくれるか不安なケースでは、一度本社などに確認しておいた方がよさそうです。

1度や2度なら忘れてしまっても実際にペナルティが課されることはありませんが、忘れないにこしたことはありません。

今後結婚や出産などで仕事を離れる予定がある方なども、あらかじめカレンダーに書き込んでおくと安心ですよ。

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