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ストレスを抱えやすい薬剤師のストレスと正しく向き合う方法

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医師、看護師、介護士…医療従事者は常にストレスに晒されています。
ストレスが原因で辞めてしまう人も珍しくありません。

もちろん、薬剤師も同様です。
離職理由が「ストレス」なのは、よくあること。

そこで薬剤師が抱えやすいストレスがどんなものなのか、どのように対処すべきなのかをまとめました。
全ての悩みやストレスが解決できるわけではないかもしれませんが、少しでもストレスに悩む薬剤師の皆さんの力になれれば幸いです。

薬剤師が抱えやすいストレスってどんなもの?

人間関係

他の職種でも同じですが薬剤師においても、1番ストレスになりやすいのは人間関係です。
薬局、病院、ドラッグストア…薬剤師が働く大抵の職場は、少人数制です。
大規模な病院やドラッグストアでは10~20人のスタッフがいることもありますが、それもOLさんなどが働く職場と比べると、少ないと言えますよね。

全員と上手くやって行こうと思っても「どうしても苦手な人」というのはいるものです。
スタッフが多ければ苦手な人を避けつつ過ごすこともできますが、薬剤師が働くような少人数の環境では難しいですよね。

苦手な人、変わった人と距離を置くことができず、ストレスとなってしまう…。
それが、薬剤師が人間関係のストレスを抱えやすい原因と言えます。

忙しすぎる

大学病院の薬剤部、大規模病院の門前薬局、街中のドラッグストア…忙しすぎる薬剤師の職場は多々あります。
一見忙しくはならなさそうな小さな規模の職場でも、仕事内容に見合う薬剤師の数が確保されていなければ、ストレスを感じるほど忙しくなってしまうのは当然です。

やはり基本的にはしっかりと休憩時間を確保できて、残業せずに帰れる仕事量であるべきです。
休憩を削ってまで調剤や服薬指導をして薬歴を書かなくてはならない、座る暇もないほど忙しい…そんな環境ではストレスが溜まる一方になってしまいます。

給与が低い、休みが少ない

「えー、薬剤師なんだ!じゃあ給料高いでしょ~」
こんな風に言われたことがある薬剤師は多いと思います。

でも世間が思っているほど薬剤師の給与は高くないです。
薬剤師全体の平均年収は530万円程度。
日本人全体の平均年収420万円前後と比べて、極端に高いわけではありません。

薬剤師的には大変な思いをして薬学部を卒業して、辛い国家試験を通過して薬剤師となり、日々患者さんの命を預かるプレッシャーと戦いながら働いている割には給料が少ない…と感じるのではないでしょうか。

薬学部の乱立により「薬剤師は余る」と言われてきましたが、現実には国家試験の合格率が下がったことにより薬剤師は不足気味のままです。

そのため十分な休みを取れない状況の薬剤師も少なくありません。
仕事に追われて有給も取れずにプライベートを犠牲にしている…。

仕事に見合うだけの給与や休みがもらえないことも、ストレスの原因となります。

辞めたいと感じたらどうすればいい?

ストレスの原因と向き合う

ストレスが辛すぎて「辞めたい…」と思ったとき、まずはストレスを軽減させることを考えてみましょう。

ストレスは原因を向き合い見つめ直すことで、減らすことが可能な場合もあります。
辞めるのは最後の手段です。

例えば人間関係で悩んでいるのなら、まずは薬局長や管理薬剤師など信頼できる人に相談してみましょう。
上手く行かない関係を上手く取り持ってくれる可能性もあります。

ただ、上手く行っていない相手が薬局長など管理者である場合も少なくないもの。
もしくは信頼には値しない…と感じている人が多いのも事実です。

そんなときには人事部や教育部門など本社スタッフに相談してみるという方法がありますよ。
企業によっては匿名で社内の悩みを相談できる部署があることもあります。

相談した結果上手くいかない相手と別の店舗に配属になった、もしくは相手が別の店舗に異動になった…などで問題が解決することもあります。
いずれにしろ、人間関係のトラブルは自分だけで悩んでもどうしようもありません。

忙しすぎる、休みが取れない…などのストレスは、職場のスタッフが一丸となって本社に不満を伝える必要が出てきます。
スタッフ一人一人が「悩んでいるのは自分だけかもしれない」と思っていることも多いので、「忙しすぎてツライ」「休みが少なくてツライ」という気持ちをスタッフ間で共有してみましょう。

本社から見ると処方せん枚数に対して十分な薬剤師がいるから問題ないと考えられている場合でも、処方せんの内容が重すぎて対応できていない場合などはよくあることです。
そのような場合には現場から不満を伝えなければ、改善されることはありません。
むしろ「スタッフの能力が低いから残業が多い」と捉えられてしまうこともあります。

残業しなければ仕事が終わらない状況が続くなど人員不足がストレスの原因になっているなら、管理者や周りのスタッフとよく話し合って、現状を改善してもらえるように上に掛け合ってみることも必要です。

転職を考える

上記でご紹介したようなストレスの原因を向き合う方法を試しても、状況が改善されない場合もあります。
本社や人事部に不満を訴えても無視されてしまうケースもありますし、そもそも相談する相手が見つからないこともありますよね。

また、給与の不満は一社員の訴えでは改善されることはありません。
有給の消化率も企業の体制によって異なるのが現状なので、よっぽど社内の体制が変わり十分な人員が配置されることがなければ改善されることはないでしょう。

問題がどうしても解消できない、ストレスの原因を取り除くのは無理!と感じたなら、無理せずに転職を考えましょう。
ストレスに晒されたまま働き続けることは、あなたの身体と心の健康を悪化させてしまいます。

前述のように薬剤師はまだまだ不足気味です。
職を選びすぎなければ次の仕事が見つからないなんてことはありません。
ストレスが大きい職場で無理をしすぎたために病気になってしまい働けなくなることだってあるんです。

一つの職場で勤め上げることは素晴らしいとは思いますが、日本人はそれにこだわりすぎている傾向にあります。
転職をしたって全然かまいません。
それであなたの評価が下がることはありませんよ。

自分が無理をしているな、これ以上頑張れないな…と思ったら、新しい環境で働くことを検討してみましょう。

円滑に仕事をするために重要なこと

ストレスを溜めずに円滑に仕事をするために大切なことを、いくつかご紹介します。

挨拶を欠かさない

どんなに合わないと感じる相手でも、例え相手が挨拶をしてくれなくても、元気に挨拶をしましょう。
元気に気持ちよく挨拶をする人に対して、悪い感情を抱く人はほとんどいません。

主張しすぎない

すごく熱心に服薬指導をする、厳密な調剤をする…素晴らしいことなのですが、そういった薬剤師が職場で浮いてしまうのはよくある話です。

どんな思いで仕事をしても良いですし、熱意は高い方が良いに決まっているのですが、それを周囲に押し付けないようにしましょう。
仕事へのモチベーションは人によって様々です。

悪口を言わない

これは当然のことではありますが、ちょっとしたことで悪口って出てしまうんですよね。

例えば子持ちのパートさんが子供の体調不良で急に休んだ時「忙しいのに困るよね~」これくらいのセリフ、出てしまうことってあると思います。
でもそこはグッとこらえて飲み込みましょう。

遅刻する、ミスが多いスタッフに対する陰口もNGです。
言いたいことは面と向かってしっかりと伝えた方が良いですね。

職場選びを慎重に行う

「忙しすぎる」「休みが少ない」「給与が低い」このような不満は、大抵の場合就職前によく確認することでわかります。

もちろん急に薬剤師が辞めて忙しくなることもあるので避けられない場合もありますが、求人票の情報だけで就職を決めるなどの確認不足でストレスのある職場に勤めてしまうなんてことは避けたいですよね。

職場選びをするときには休みや給与に対する自分の希望を明確にして、しっかりと見学を行うなど慎重になりすぎるくらい慎重になっておきたいところです。

適度にストレスを発散させる

どんなに気を付けていても、どんなに良い職場でもストレスが全くないなんてことはありません。
ストレスは溜めずに発散させることで、また仕事を頑張れるようになるんです。

自分なりのストレス発散方法を見つけておくことが大切です。
ストレス発散方法の例については下記で紹介します。

ストレス解消するには何がよいか

程度の違いはあってもストレスに晒されながら働く薬剤師たち。
女性薬剤師はどんなことをしてストレス解消しているか、いくつかご紹介しますので参考にしてみてください。

美味しいものを食べる、買い物をする

薬剤師に限らず、スタンダードなストレス発散方法ですよね。
スイーツ、お酒、お肉…好きなものは人によって違っても、美味しいと感じるものを食べたり飲んだりすることでストレスは軽減されます。

ショッピングを楽しむのも、ストレス発散に良いですね。
もちろんそれを楽しむ余裕もないというのは、転職した方が良い状況です。

薬剤師仲間で集まる

大学の友人など薬剤師仲間で集まって職場の愚痴を言い合うのも良いでしょう。
自分だけ…と思っていたことが、ごく普通の悩みであることに気が付くなんてこともよくあります。

逆に「これくらいでストレスを感じるなんて、自分が弱いのかも」と自分を責めていたことが、他の職場ではありえない状況だと気が付くことができるかもしれません。

自分の状況を客観的に見てみるためには、同業者に相談するのが一番です。
集まるのが簡単ではないという場合には、LINEやfacebookなどSNSを通じて相談をしてみるのもオススメですよ。

転職サイトをのぞいてみる

薬剤師向けの転職サイトはいくつもあります。
すぐに転職するつもりはなくても、とりあえずサイトを覗いてどんな求人があるのか見てみましょう。

サイトに実際に登録してみてもOKです。転職時期を聞かれますが「すぐには考えていないけど、良い求人があれば転職したい」程度でも大丈夫です。

求人を見てみると、予想よりたくさんの求人情報が載っていることにビックリすると思います。
「今よりずっと条件が良い…」なんて感じる人も多いのではないでしょうか。

なぜストレス発散のために転職サイトを見てみるかと言うと「いつでも辞めることができる」という安心感が産まれるからです。

「今日もイヤなことがあった!今の職場はツライ!辞めたい…でもいつでも辞めれるし次の仕事もすぐ見つかるんだから、もう少しだけ頑張ってみようかな」

こう考えることができれば、少し楽になりませんか?
もちろん「もうがんばれない…」と思ったら、本当に転職してしまえばいいんです。

自分の気持ちを整理するために転職サイトを見てみるというのは、良い方法です。

最後に

患者さんの命を預かる仕事、少人数で人間関係にトラブルが起きやすい…など、薬剤師の仕事はストレスを抱えやすくなってしまっています。
ストレスを感じるのは普通のことですし、無理する必要はどこにもありません。

ストレスを軽減させて仕事を続けることができれば、それに越したことはないかもしれませんが、一つの職場にこだわる理由もありません。
大切なのは、自分を追い込まないようにすることです。

ストレスを感じていて、それをどうすることもできない状況にあるなら、無理せずに辞めることも考えてみましょう。
あなたに合った職場が必ず見つかります。

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