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ママ薬剤師必見!子育てと仕事の両立ができる職場のメリット・デメリット

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働く女性薬剤師が妊娠したとき、産休を取るか退職するかのどちらかを選択することになりますね。
法律で決まっている産後休業は6週間ですが、多くの企業では産後1年の休暇を取得可能なケースが多いようです。

ただ幼稚園に入るまでは子供とゆっくり過ごしたい、せめて3歳になるまでは…と考えるなら、一度退職することになります。
そんな一度退職したママ薬剤師が復職を検討するなら、どんな職場や働き方が良いでしょうか?

様々なケースごとに、子持ち女性薬剤師が働く環境や条件についてご紹介します。
子育てと仕事のバランスを考えながら、自分も家族も無理することなく働き方を探す参考にしてみてくださいね。

薬剤師が子育てしながら働くなら、どんなところ?

出産後最初の仕事としては、正社員ではなくパートを検討する人が多いはず。
そこで様々な職場環境について、ママ薬剤師がパートとして働くのに適しているかどうかを検討してみます。
子供の年齢によっても、働きやすい環境は変わってきますよ。

病院

短時間から働くこともできますが、募集人数が少ないのがネックです。
調剤が立て込む日の午前中だけパートを募集しているなど、少ない時間や日数から働くこともできるので、子供が小さい方でも働くことができます。

少ない薬剤師の人数で運営している病院も少なくないので、そのような場合には急な欠席や遅刻の可能性があることを、面接の時点でシッカリと伝えておきましょう。
子供が小さいほど不測の事態は多いものです。
最初からそれを伝えておかないと、トラブルの原因になります。

病院で短時間勤務の募集はそれほど多くないものです。
病院勤務を希望するなら、働きたいと考える時期に対して余裕を持って転職コンサルタントに希望を伝えておくと、良い求人が出た時点で紹介してもらえます。

調剤薬局

ママ薬剤師の働く環境代表とも言える職場です。
短時間、少ない日数から働きやすく、週2回からの求人もあるので初めて子育てしながら働くのにも適しています。

子育て経験者や子育て中の薬剤師が多く、急な欠勤なども理解してもらいやすいのが良いですね。(もちろん子供がいるんだから当たり前!という態度はNGです)
家庭の状況に合わせて勤務時間や日数を変えることもできるので、子供が大きくなったら同じ職場で働く時間を増やすなんてことも可能です。

ドラッグストア

調剤薬局と同じく短時間や少ない日数から働きやすい環境です。
ただ営業時間が長いので調剤薬局のように「午前中だけ」など早い時間に限定した働き方は難しいかもしれません。
子供が小学生など、夕方くらいまでは働ける方の方が適している職場ですね。
午前中など早い時間だけよりは、夜間のみなど遅い時間に働ける人が優先して採用されます。

ドラッグストアに勤務経験のある薬剤師はそれほど多くないので、経験者は優遇されることもあります。
夜間など勤務できない時間は第一類医薬品の販売を中止するなどの対応をしてもらえる可能性もあるので、早い時間のみの求人が出ていなくても諦めずに相談してみましょう。

目当ての求人が見つからない場合には、転職サイトを利用すると便利です。

企業

製薬会社や物流センターなどでDI担当者、管理薬剤師として働く薬剤師がいます。
その中にはパートとして短時間で働いている人もいるんです。

ただ、週2~3回など少ない勤務ではなく「平日の9時~16時」など勤務時間の長い働き方をしているケースがほとんどです。
お子さんが小さく長い時間預けることができない‥という場合には難しいかもしれません。

そもそも企業からの薬剤師求人はかなり少ないものです。
企業でパートとして働きたいと考えるなら、長い目で職場を探す必要がありますよ。

働き方ごとのメリット・デメリット

正社員

メリット

  • 収入が安定している
  • 長く勤めることで年収アップも可能
  • 育児短時間勤務制度(後述)を利用可能

デメリット

  • 簡単に休んだり遅刻することは難しい
  • 残業が必要になることも
  • 子供との時間が取りにくい
参考育児短時間勤務制度

正社員で小学校低学年の子供がいる人に認められた働き方です。
正社員としてのメリットを受けつつ、短時間で勤務をすることができるので保育園のお迎えもOKです。
働くママに優しい制度ですね。

正社員の給与から勤務しなかった分を引く給与計算になるので、場合によっては派遣社員よりも手取りが少なくなることもあることに注意が必要です。
その分正社員として働いた実績がしっかりと残るので、子供が大きくなったらフルタイムで正社員として働いてキャリアアップしたいと考える女性にはオススメです。

パート

メリット

  • 決められた時間の中で働けるので、子供との時間も大切にできる
  • 残業なしで帰ることも可能
  • 家族の予定に合わせて働ける

デメリット

  • 期待するほどの年収は得られない可能性がある
  • 時給アップなどはほとんどない
  • 薬局長や管理薬剤師にはなれない

派遣

メリット

  • 高い時給で効率よく稼げる
  • 短期間の契約が可能なので、お試しで働いてみることができる
  • 残業なしで帰ることも可能

デメリット

  • 仕事が安定しない(契約が終了になることもある)
  • 同じ職場での時給アップは難しい
  • 薬局長や管理薬剤師にはなれない

働き方ごとにメリット・デメリットがあるので、どれくらいの収入が必要なのか、どれくらい子供を預けることができるのか、キャリアを積むことも視野に入れているのか…など様々な視点から働き方を検討してみる必要があります。

そもそも「扶養内」って?結局いくらまでOK?

パート求人などを見ているとよく見るフレーズ「扶養内」わかっているつもりで、よくわかっていない人多いのではないでしょうか。
これは「扶養控除の適用範囲内」を省略したものです。

妻が働いて所得を得たとしても、その収入が規定額以内であれば夫が扶養しているとみなされます。
それにより夫の収入から「扶養控除」が行われ、通常よりも所得税を納める額が少なくて済むという仕組みです。

その扶養控除を受けることができる働き方、年収のことを「扶養内」と呼んでいるというわけですね。
この税金面で優遇を受けるためには、年収が103万円以内であることが条件です。
これがいわゆる「103万円の壁」というものです。

もう一つ主婦のパート収入を考えるときに「130万円の壁」というものがあるんです。
103万円を超えることで所得税がかかりますが、国民年金・国民健康保険の支払い義務が生じないギリギリのところが年収130万円。

薬剤師のパート時給であればちょっと勤務時間を増やすだけで、すぐに130万円くらい超えてしまいます。
130万円を超えると保険料の支払い義務や夫の所得税増加により、働いた方の手取り額が少ないなんてことも。

パート薬剤師の平均時給である2000円を例に挙げるなら、年間650時間の勤務で年収130万円に達します。
週に3回4.5時間ずつ働くと、年間で約130万円の収入です。
薬歴が終わらないなど残業が生じる可能性もあるので、それより少なめに勤務時間を設定する必要がありますね。

企業によっては勤務時間や勤務日数の関係でギリギリ130万円に達していなくても、社会保険への加入義務が生じてしまうこともあります。
扶養内で働きたいと考えるなら、事前に転職コンサルタントや人事担当者とよく相談しておくことが大切ですよ。

子育てと仕事の両立の難しい理由と解決方法

「子育てと仕事の両立が大変」これって薬剤師に限らず、全ての職種のお母さんに言えることです。
「薬剤師だから収入が高くて、働きやすくていいね」なんて言われてしまうこともあるようですが、決してそんなことはありません。

どうして子育てと仕事の両立が大変かと言うと、やはり原因はここ。

子供は体調を崩しやすい上に、夫は簡単に仕事を休めないことが多いから

『薬剤師が子育てしながら働くなら、どんなところ?』でも触れましたが、ママ薬剤師は子供の体調不良により、仕事を休んだり遅刻したりしなくてはならない場面があります。

そんなときに周りから冷たい目で見られたり、嫌味を言われると仕事を続けるのが辛くなってしまいますよね。
周りの薬剤師の立場になれば、予定されていた人員よりも少ない人数で運営するのは大変なので、嫌な気持ちになるのも当然です。

この問題を解決するためには、就職前の下調べが何よりも大切なんです。
ママ薬剤師に向いている職場の条件をいくつか挙げてみますね。

余裕を持った人員配置がされていること

法律的には処方せん枚数40枚ごとに薬剤師が1人いればOKですが、それってかなりツライ状況です。

それで1人急に休むなんてことになったら、まさに修羅場…。
できれば25枚ごとに1人くらいの配置が理想です。
処方せんの重さも重要になるので、薬歴による残業の有無などもチェックしたいですね。

もしくは急な欠員が出たときに応援人員を多店舗から出せるような、チェーン薬局を選ぶと言う方法もオススメです。

子育て中の薬剤師が自分以外にもいること

子育ての大変さは、やっぱり経験者にしかわかりません。
私も子供を産む前は急に休むママ薬剤師にイライラしたものでした…。
急に休むことになるママ薬剤師が悪いわけではないですし、経験しないことを理解できなかった私が悪いということもないんです。
わからないことを理解するのは難しいですからね。

トラブルなく職場の理解を得るためには、同じくママ薬剤師が働いている職場を選ぶのが無難と言えますよ。

仕方ないことでも「申し訳ない」と思うこと

子供が体調を崩すのは仕方がないことです。
風邪を引かせないように気を付けていても、どうしても引いてしまいます。
だから子供の体調不良で仕事を休むのは仕方がないんです。

でもそれは他のスタッフにとっては関係ないこと。
「私は子供がいるんだから、急に休んでも仕方がないのよ」なんて態度でいたら、総スカンです。

「自分の家族や自分の都合で、みんなに迷惑をかけた」という気持ちで次の出勤時にはフォローをするようにしましょう。
「ご迷惑をおかけしました」とう言葉がけだけで十分です。
申し訳なさそうにすること、自分の不在時にその分がんばってくれた人に感謝の気持ちを伝えることが大切です。

子供がいようがいまいが、同じ職場で働く仲間であることには変わりありません。
何かをしてもらって当然と思うようにはならないようにしましょうね。

最後に

子育てママが働くためには、家族の協力と職場の理解が不可欠です。
無理なく働くためには、職場選びが重要ですよね。

給与も大切ですが、やっぱり注目したいのは職場環境。
人員配置や薬剤師の年齢層、雰囲気などを総合的に検討したいですね。

そして何よりもママ自身が無理なく働けることが一番大切ですよ。
見学に行ってみて楽しく毎日を過ごすことができそうだと思う職場を選ぶようにしましょうね。

離職期間が長く自分に合った職場がわからないというときは、転職のプロに相談してみるのも良いですよ。

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