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薬剤師の体験談

体験談|私がどのように勤務時間を減らして年収アップに成功したか

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「何のために働いているの?」

こう聞かれたときに

「患者さんの命を救うため」
「医療に貢献するため」

なんて志高い回答をする薬剤師はちゃんといます。
やりがいが大きい仕事なら給与は関係ない!なんて方もいますし、もちろんとても立派だと思いますよ。

でも私は正直「年収」が1番大切だと思ってしまいます。
ただそうは言っても年収が高くても患者さんをモノのように扱うような職場では働きたくないです。
同じような職場なら、給与が高い方で働きたいということです。

そんな私がパート時給アップを目的に転職をして、年収アップに成功した体験談をお話ししますね。
パートだからと年収アップを諦めている人もいますが、正社員ではなくても年収を上げることができるんですよ!

転職を考えたキッカケ

働いていた職場環境・給与

当時私が働いていたのは、規模の大きな個人病院の門前薬局です。
診療科目も少なくなく、病床数もそれなりにありましたので、忙しい職場でした。
単純な処方内容から腎機能低下患者への処方、ガン患者への処方など勉強になる内容が多く、充実していました。

薬剤師を始めスタッフがフレンドリーな人が多く、特に薬剤師はとても勉強熱心な人ばかりでした。
より良い服薬指導のために切磋琢磨していながら、勉強や姿勢を押し付けることはなく、とても居心地がよく職場環境はとても良好です。

パート時給は2,000円で週に35時間ほど働いていたので、年収は360万円程度です。
有給も使用しやすい環境で、休みもシッカリと取れました。
家賃手当などはなく、福利厚生は一般的な調剤薬局と変わりません。

私がその薬局に決めたのは、その時登録していた薬剤師専門転職サイトに紹介されたからです。
夫の転勤で転職を余儀なくされたのですが、前に働いていた職場と時給が同じでしたし、見学に行ったときにとても親切にしてもらったこと、交通の便が良かったことで何の疑問も持たずに就職を決めました。

地域の時給相場を知る

職場に全く不満を抱かずに2年ほど働いていたのですが、あるときふと新聞の求人広告が目に入りました。
数件のパート薬剤師の募集記事が載っており「ふ~ん、新聞にも載ってるんだ」くらいにしか思っていなかったのですが、時給を見てビックリしてしまいました。

なんと最安で時給2,200円、最高で2,800円の求人が載っていたんです!
時給2,000円で働いていた私にとっては、とても衝撃でした。
例えば時給2,800円で同じように週35時間働くと、130万円近く年収がアップすることになります。

たまたま時給が高い求人が載っていた可能性もあるので、改めて薬剤師転職サイトをのぞいてみました。
すると時給2,000円の求人が1番多かったのですが、2,400円~2,600円の求人も普通にたくさんあり、特別なことではないようでした。

そのとき私が住んでいたのは人口が減少傾向にある地方都市だったので、薬剤師も不足気味だったようです。
そのためパート時給が高めに設定されていたんですね。

転職前にその地域の時給相場を調べなかったことを後悔し、今からでも遅くないので時給の高い職場に転職しようと決意しました。

どうやって転職をしたのか

転職先の探し方

まずは転職サイトをチェックしました。転職サイトを通じて転職するとは限らなかったのでコンサルタントに連絡は取らず、サイト掲載の求人のみを確認しました。

以前に登録していた求人サイトはそのままログインができたので、ネットだけでも十分に求人を見ることができました。
サイトに登録をしていないと非公開求人の詳細を確認することができないので、サイトを通じて転職する気がなくても、未登録の方は登録をした方が良いですよ。
登録だけしてサイトを利用しなくても、薬剤師には何のペナルティもないからです。

転職サイトを見る他には、ハローワーク、新聞をチェックしました。
ハローワークは実際に足を運ばなくても、ネットで求人情報を閲覧可能です。

新聞は元々購読していたので、毎日求人広告を見るようにしました。
また、生活の中で調剤薬局を見かけたら求人ポスターを貼っていないか確認するクセをつけました。

いざ転職活動!見学や面接など

ネット、ハローワーク、新聞をしばらく見張り続け、最終的には新聞で見つけた時給3,000円の調剤薬局を受けてみることにしました。
地域相場よりも高めの時給なので、見学に行ってシッカリと話を聞いてみないとウラがあるかもしれません。

時給が高いのですぐに埋まってしまうかもしれないと考えたので、新聞に掲載されたその日のうちに電話をかけてみました。
その時点では応募者はまだないとのことで、勤務曜日や勤務日数、時間のすり合わせなどを行い問題ないと双方が判断したため、数日以内に見学に行くことに。

見学に行ってみると、とても小さなこぢんまりとした個人薬局でした。
事務さんは2人、薬剤師も2人在籍で全員正社員です。
パート薬剤師がいたのですが出産を期に辞めてしまったので、同じように働ける人を探していたとのことです。

前のパートさんは5年勤めていたこと、それ以外の正社員はここ10年入れ替わりがないことを聞き、人間関係には問題なさそうと感じました。

何故相場よりも時給が高いのかも、直接聞いてみました。
「高い給与を払うことで社員に満足して働いてもらい、長く勤めてもらうため」との回答でした。

コロコロ社員が変わってしまうと人間関係も上手くいかないし、患者さんへの対応の質も落ちてしまうから、そのような方針にしているそうです。
事実正社員も相場よりかなり高い給与のようです。

スタッフ全員と話をさせてもらいましたが、とても感じがよく「一緒に働けるのを楽しみにしています」と言っていただけたので、安心することができました。

面接では志望動機を聞かれました。年収アップ目的であることを隠すのは、特にメリットはありませんのでそのままお話ししました。
他に聞かれたのは今までの経歴くらいです。
後日採用の連絡がありましたので、新しい職場で働くことが正式に決まりました。

年収アップ目的で転職をすること

転職してみて感じたこと

転職前は週に5日35時間働いていたところを、転職後は週4日30時間に変更しました。
それでも年収で100万円近くアップしています。
仕事をしない日が1日増えたことで、ゆったりと家事をすることができるようになりました。
ストレスも減り、良いことばかりです。手料理に時間をかけることができるので、夫も喜んでいました。

仕事内容は特に変わりありません。環境は変わっても調剤薬局で薬剤師がする仕事はそう変わらないからです。
前の職場よりも熱心に服薬指導をする人はいなくなりましたが、それで何か困ることがあるほどではありませんでした。

「シッカリとした薬歴を全員で共有したい!」と考える人は薬歴内容も転職先比較の対象に入れた方が良いかもしれませんが、私は何も書いていない、何の役にも立たない…のレベルでなければOKです。

確かに年配の薬剤師に対しては「もう少しわかりやすく書いてほしいな」と思うこともありましたが、私の薬歴を読んで少しずつ詳しく書くように変わってくれましたし、ストレスに感じるほどではありませんでした。

唯一前の職場よりも悪いと感じたのは、自宅から職場までが遠いことです。
バスで片道50分ほどかかりました。以前に比べると通勤時間が20分近く伸びてしまっています。
最初は辛く感じるときもありましたが、出勤日数が減ったためそれほど負担にはなりませんでした。

何よりも給与明細をもらったときの嬉しさは、前の職場に比にはなりませんので、転職して本当によかった!と感じました。
このときにたくさん稼いでおいたことで、出産後の復帰を焦らずに済んだのもよかったです。

転職先に事前に確認した方が良いこと、注意した方が良いこと

必ず確認しておきたいこと

他の仕事先と比べて時給や年収が高いのには、何かしらのウラがある可能性も否定できません。
以前私の知人が年収の高い調剤薬局に正社員として転職しましたが、やはりいわゆるブラック企業でした。

休みに呼び出されることが多々あり、その分の給料はほとんどもらえなかったようです。当然残業代もつきません。
そのため辞めてしまう人が多く、常に高年収で募集が出ていたようでした。

最低でも自分の前に勤めていた人の在職期間や離職理由は確認しておきたいところですね。
自分で直接聞くのが難しいという方は、転職コンサルタントに仲介してもらうと良いかもしれません。

注意した方が良いこと

薬剤師として働いていれば、この業界が狭い世界であることはご存じだと思います。
この職場だけの付き合い…と思っていた人が、知り合いの知り合いだったり、別の職場でまた一緒になるなんてことは決して珍しくはありません。

そのため職場を離れるときには「年収アップ目当て」と伝えるかどうかは慎重に検討しましょう。
私は「薬剤師は年収に左右されずに職場を選ぶべき」と考えている薬剤師が同僚にいたので「夫の付き合いがある薬局で働くことになった」と伝えました。

嘘も方便と言います。すぐにバレてしまうような嘘は危険ですが、臨機応変に世渡りをするのは間違っていないのではないでしょうか?

最後に

医療従事者は患者さんの命のために仕事をしていると言っても、医師や看護師だって根本は生活のために働いています。
年収アップ目的で転職をすることは、決して責められるようなことではありません。

どんなにやりたい仕事でも、自分の生活を圧迫してまで続ける必要はないですよね。
「もっと生活に余裕が欲しい」「ゆったりと働きたい」など希望があるなら、年収アップを狙った転職を検討してみてください。

私のように勤務時間を減らして年収をアップすることも、十分可能性がありますよ!

北海道 30代前半 女性

現在は育児中のため現場から離れていますが、薬剤師の派遣会社、調剤薬局で勤務していました。
資格:薬剤師免許・ダイエット検定2級・おむつなし育児アドバイザー

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