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体験談|門前薬局でいじめにあった私の転職活動方法と学んだこと

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「仕事辞めたい…」
「職場に行くのがツラい…」

薬剤師は狭い職場で少ない人間が働く環境に置かれることが多く、人間関係がこじれやすいと言えます。

スキルアップなど前向きな理由での退職ではなく、人間関係が辛くて辞めたいと言い出すのは勇気が入りますよね。

そんな方に私の体験した転職話を1つお伝えしたいと思います。
無理をしすぎるのはよくないよと言うことが伝われば幸いです!

転職を決意するまで

当時の職場環境

そのとき私は社会人2年目でした。
国家試験に1度落ちていたので1年目はアルバイトとしてドラッグストアで働き、その年無事に国家試験を通過して薬剤師としての初めての職場を選んでいました。

職場選びは転職サイトを利用しました。
そのときは他のサイトと比較することなど思い付きもしなかったので、何となく目に入ったところに登録しました。

年収や立地など最低限の希望を伝え、紹介された求人もそのまま受け入れてしまいました。
今思えば雰囲気が良くないなど気になる点があったのですが、断るという発想がなかったんです。

その職場は全国規模の超大手調剤薬局です。
大学病院の門前薬局で、かなり忙しい店舗への配属です。

その店舗は元々別の会社が経営していた薬局で、一部のスタッフは前の会社からそのまま勤め続けているとのことでした。

後に私にとっての問題となるのは、この前の会社から勤め続けている薬剤師です。

辞めたいと思った理由

後から聞いた話ですが、この店舗は新人の離職率が高く常に求人が出ていたようです。
その高い離職率の理由が、ある二人の女性薬剤師でした。

前の会社時代から仲良くしていた様子の二人がいわゆる「新人いじめ」をするんです。
例に漏れず私もその対象となってしまいました。

いじめの内容をいくつかご紹介すると…

  • 無視をする
  • 無意味に怒鳴る
  • ピッキングミスをしたときにカゴを投げつける
  • 陰でコソコソ悪口を言ったり、笑う
  • 仕事を押し付ける

薬局長は完全に見て見ぬふりを決め込んでおり、全く助けてはくれませんでした。
周りの薬剤師はフォローしてくれますが、庇いすぎると後で私が余計にいじめられるので加減が難しかったのだろうと思います。

気にしないように、気にしないようにと努めてはいましたが、日に日に体調が悪くなっていきました。
食欲が落ち、よく眠れない日が続き最終的には朝起き上がれなくなりました。

ここまで来てやっと「あ、辞めよう」と思えたんです。
無理をして働き続けたことで、健康に戻るまでには時間がかかってしまいました。

転職を決意してから

退職するまで

これは本当に後悔しています。
ここまで体調が悪化する前に辞める決意をしていれば、お世話になった方にちゃんと挨拶ができたと思います。

しかし職場に向かおうとすると吐き気が止まらない状態になっており、挨拶に行くことは不可能でした。
結局電話と郵送にて本社とやり取りをして終わりとなりました。

その店舗で心身を病んで辞めるのは私の前にも数人いたようで、詳しく事情を追求されたり引き留められたりすることはありませんでした。

私の退職後やっと本社が思い腰を上げ、いじめを行っていた二人を引き離す人事をしたとのことで、これ以上の被害者が出ずに済んだことは嬉しく思います。

改めて転職サイトに登録

離職後はわずかな有給消化をし、数ヵ月は休養しました。
幸い不調の原因が取り除かれたことで、症状はどんどん軽くなりました。

働くことへの不安はありましたが、ずっと貯金を切り崩して生きていくわけにも行かないので、再就職のために改めて転職サイトに登録しました。

このときもネットで薬剤師専門の転職サイトを探しました。
以前の反省を活かして、3社ほど登録して比較しようと考えたんです。

実際に登録をしたのは以下の3社です。

  • 薬キャリ
  • リクナビ薬剤師
  • ジョブデポ薬剤師

薬キャリはネットで見たときに求人数が多いのが気に入り、登録しました。
どの転職サイトも電話面談があります。

薬キャリでは年配の男性が担当となったのですが、その方が私に敬語を遣わないのがすごく気になりました。
話し方だけではなく、前の仕事を辞めた理由を伝えても「まぁそういう人(いじめに耐えられない弱い人)もいるよね」といった言い方です。

あまり信頼できないなと感じて、登録だけして紹介は断りました。
友人は薬キャリでとても親切にしてもらったとのことだったので、当たった担当者が悪かっただけだと思います。

リクナビ薬剤師は「薬剤師転職サイト」と調べたときに、いつも上位に表示されるので登録してみました。
コンサルタントもとても親切で、私の精神状態などを気遣ってくれました。

ジョブデポは転職お祝い金がたくさんもらえると書いてあったので登録したのですが、希望とは違う内容の求人を紹介されることが多く、あまり役立つ情報はもらえませんでした。

希望にあった求人があれば、他サイトとは比較にならない額のお祝い金がもらえたので残念です。

転職先を決めるまで

コンサルタントとよく相談

上記の通り薬キャリとジョブデポは気になる部分があったので、リクナビ薬剤師にお任せすることにしました。

コンサルタントと色々と相談し、新しい職場への恐怖心が拭えていないことを考慮した結果、人間関係が良好な職場でパートとして働くことにしたんです。
調剤薬局なら一度パートになっても、正社員に戻ることは難しくないと言われたので安心でした。

結局自宅からそう遠くない場所の、皮膚科門前薬局に決めました。
薬剤師は2人、事務さん1人のとても小さな薬局です。
見学に行くと、とても温かく迎えてくれたので緊張がほぐれました。

面接での答え方

私のような転職理由だと、面接時に前職の離職理由を聞かれたときに本当のことを言うかどうか悩む方が多いと思います。

私もとても悩みましたが、面接に行ってみて決めようと考えました。
面接官の方はとても優しく、雑談のように簡単な質問をする程度でした。

そのため「本当のことを伝えた方が、職場と良い関係を築けそう」と感じ、離職理由をありのままに話しました。

反応が心配ではありましたが、とても同情して頂き話して良かったと感じました。
チェーン薬局だったので「万が一、店舗のスタッフと合わないときには店舗の異動ができるから無理せずに言って欲しい」とまで言っていただけて安心しました。

いじめや人間関係のこじれなどで転職した場合、離職理由を素直に話すかどうかは本当に悩むところです。

私は自分に明らかな非がなく、正直に話せそうな面接官であれば話して良いと思います。
むしろ正直に話せない空気を出すような面接官が出てくるようなら、別の求人を探す方が良いかもしれませんよね。

転職先を探すときに注意したこと

今回転職をする際には、ここまでの反省をシッカリと生かそうと考えたので、以下のことに注意しました。

  • 転職サイトは複数登録すること
  • 求人先に少しでも気になることがあれば、止めておくこと

加えて転職をするなら大切なのが「転職理由となる不満を解消できること」です。

私の場合は人間関係が悪く離職することになったため、何よりも人間関係が良好な職場を探しました。
もちろん見学に行っただけではわからない部分もありますが、最低限見学時にスタッフ全員が温かく声をかけてくれるかどうかをチェックしました。

また、体調が万全ではないことを考慮して、忙しい薬局は避けました。
ピークはどの薬局でもありますが、平均処方せん枚数が薬剤師1人に対して、20枚を越えない薬局を選ぶことでかなりゆったりと働けます。

後は働く上での条件を考えます。
例えば私はこのような条件で求人を探すことにしました。

  • 時給2000円以上
  • 完全土日休み
  • 自宅から車で30分以内

これだけ条件を挙げれば、かなり求人が絞れてきます。
後は担当コンサルタントに職場の状況や雰囲気などを確認して、良いと思えるところに見学に行き、最終決定としました。

転職活動をするなら
「極力妥協をしない」
ことも大切だと思います。

幸い薬剤師はまだまだ不足ぎみなので、あまりに難しい条件をつけなければ仕事はたくさんあります。

せっかく大変な思いをして転職をするのに、転職先にも不満があったら、またすぐに辞めたくなってしまいますよね。

ツラい、続けられない…と感じてしまったなら無理をしないことも大切ですが、転職先を探すときには
「ここを最後の職場にする」くらいの気持ちで探した方が後悔をせずに済むと思いますよ。

転職経験を通して学んだこと

この転職経験で私が学んだのは「無理をしすぎるのは自分に取って良いことがない上に、周りにも迷惑がかかる」ということです。
仕事を続けられないなと思った時点で辞めることを決意していれば、ちゃんと仕事を引き継ぎして代わりの人を探してもらう余裕くらいはあったはずです。
体調をこれほどまでに壊してしまうこともなかったでしょう。

ただ辛い職場を経験したからこそ、より良い職場環境を追及できるようになったのは良かったと思います。
幸い薬剤師は今のところ職に困ることはありません。
ツラいツラいと思いながらイヤイヤ仕事をしていると、ミスも多くなってしまうもの。
それは患者さんの命を脅かすことになってしまいます。

今の職場がツライ、続けることができなさそう…と思う方は、とりあえずは遠慮せずに会社の上層部に相談してみてください。
それでも解決策が見いだせないのなら、遠慮なく辞めてしまいましょう。

その上で今度こそ後悔することがないように、任せる転職サイト、コンサルタントそして新しい職場を隅々まで吟味して、転職を成功させてくださいね。

北海道 30代前半 女性

現在は育児中のため現場から離れていますが、薬剤師の派遣会社、調剤薬局で勤務していました。
資格:薬剤師免許・ダイエット検定2級・おむつなし育児アドバイザー

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