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体験談|派遣薬剤師として働く道を選んだ理由と派遣会社の選び方

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薬剤師の働き方には「正社員」「パート・アルバイト」そして「派遣」という選択肢があります。

ただ、派遣薬剤師はまだまだマイナーな働き方。
実際に派遣として働くと、どのように感じるのか気になる方も多いようです。

そこで調剤薬局で派遣薬剤師として、働いている私が派遣を選んだ理由や働いていて感じていることなどを、お話しますので参考にしてみてくださいね!

働き方・勤務先の選び方

派遣を選んだ理由

大学を卒業してしばらくは、私も正社員として働いていました。
その後すぐに結婚してしまい、夫はMRで忙しかったので家事に重点を置くためにパートに変更しました。

3年ほどはパートとして働きましたが、パートとしての待遇には正直不満がありました。
パートで働くことへの不満を、いくつか挙げてみます。

  1. 時給が安く、上がらない
  2. どれだけ頑張っても、評価が残らない
  3. 転勤の度に履歴書を書くのが面倒

パート薬剤師の時給は1800円~2200円程度です。
一般的なパート時給と比べれば十分すぎるほどの額ですが、私は週5日30時間ほどと正社員と変わらないほど長時間働いていたので、ボーナスがない分年収は低かったです。
働けば働くほど、時給への不満は募りました。

そんなとき、ふとネットで派遣薬剤師の時給が目に入りました。
派遣の時給は2,400円~3,000円でパートよりもはるかに高く、とても魅力的に感じました。

正社員として働いていれば、仕事ぶりを評価されて薬局長や管理薬剤師などのポジションに任命されることがあります。
それによって年収がアップも期待できますよね。
でもパートとして働いている限り、仕事の内容が年収に反映されることはほとんどありません。

ごく一部の企業ではパート時給を仕事内容や勤務年数に応じて、数十円アップしてくれることもあるようですが、大抵のパート薬剤師の時給は据え置きです。

その点派遣薬剤師や派遣会社に仕事に対する評価が残ります。
ポジションは変わらないですが、派遣先からの仕事に対する評価が良ければ、次の仕事はもっと時給の良い仕事を紹介してもらえる可能性があるんです。

正社員になるつもりはないけど「仕事内容を評価されたい」という気持ちがあったので、派遣薬剤師という働き方は私にピッタリだと感じました。

夫がMRという都合上、勤務先を変える機会が多くあります。
そんなときに毎回履歴書を書いて面接をするのは一苦労です。
転勤の度に職歴が増えるので手間もどんどん増えますよね。

派遣薬剤師として派遣会社に所属すれば、毎回履歴書を書く手間から解放されます。
全国に派遣先がある派遣会社を選んだので、いつどこに転勤になっても仕事を紹介してもらえる安心感も心強いですね。

私はこうして、派遣薬剤師として働くことを選びました。

派遣会社の選び方

薬剤師専門の派遣会社はいくつもあります。
そんな派遣会社の中から自分に最適だと思える派遣会社を選ぶために、いくつか条件を設けました。
今度はそれをお伝えします。

1.全国に派遣先があること

夫が全国転勤のある仕事なので、日本各地に転勤になる可能性があります。
せっかく派遣薬剤師として働くのであれば、長く同じ派遣会社に所属して実績を残したいと思ったので、全国に派遣先があることを最優先にしました。

2.直接面談をしてもらえること

自分の居住地域に派遣会社の支店がなくても、電話やインターネットで面談は可能です。
でも私は直接面談をしてくれる派遣会社を優先しました。

派遣薬剤師として働く場合、大抵派遣先の薬局などでの面接はありません。
そのため派遣会社のスタッフが代わりに面談などを行い、どんな雰囲気の薬局(病院等)なのかを見定めることになります。
派遣スタッフと直接面談してくれる会社であれば、派遣先にもしっかりと足を運び、どんな派遣先なのかちゃんと見極めてくれることでしょう。

1と2の条件に当てはまる派遣会社はいくつかありましたが、その中で私が登録をしたのはファルマスタッフ、リクナビ薬剤師、ヤクジョブの3つです。
どれもインターネット検索で上位に表示され、日経DIに広告を出しているなど知名度が高いところです。

初めて派遣薬剤師として働くなら、まずは知名度の高い会社の方が安心だなと思ったので、知名度の高さを優先させました。

ファルマスタッフは日本調剤、ヤクジョブはクラフト(さくら薬局)と、薬局を運営する会社の事業である点も印象が良いです。
薬局の事情に精通していそうですよね。

派遣会社の面談は、面接と言うより単なる登録作業です。
合否があるようなものではありません。

私の場合は支店に赴いて登録をしました。
今までの経歴や希望する年収、職場などを聞かれます。
登録のためにその場で顔写真を撮った会社もあります。
(その場合履歴書持参は不要です。)

登録にかかる時間は1時間程度で、半分は面談で残りは派遣として働くことへの説明です。
質問に答えたり話を聞くだけなので、特に難しいことはありません。

3社登録しましたが、結局私が派遣薬剤師として働くことにしたのはファルマスタッフです。
その理由は担当者が、一番感じが良かったからです。

正直3社とも紹介してくれる派遣求人に大した違いはありません。
条件などもほとんど一緒です。

そうなると担当者と相性が良いところにお願いするのが良いと感じました。
担当者とのお付き合いは派遣として働く間中ずっと続きます。
信頼できない人に自分の仕事を管理してもらうのは不安ですからね。
私のようにいくつか派遣会社に登録して、信頼できると思える担当者にお願いするのが良いと思いますよ。

派遣先の選び方

普通勤務先を選ぶときは、給与以外に福利厚生もチェックしますよね。
派遣の場合、福利厚生は派遣会社によるものです。

そのため私が派遣先を選ぶときは、この辺りをチェックしました。

  1. 時給
  2. 場所
  3. 職場の雰囲気
  4. 派遣契約期間

時給や場所は自分の希望に合わせて選びます。
職場の雰囲気は見学に行っても良いですし、しっかりと派遣先に訪問している派遣担当者なら教えてくれるはずです。

なるべく同じ職場で長く働きたいなら、契約予定期間の長い派遣先を探しても良いですね。
次々と新しい職場で色々な経験をしたいと考えるなら、契約期間にこだわらなくても良いと思います。

私は最初の派遣先は、およそ3ヶ月の短い契約でした。
スタッフ皆さん親切にしてくれましたが、期間が短すぎて仲良くなれるほどではありません。

ただ派遣と言っても皆ともっと仲良くしたい!と感じたので、次の派遣先では上記の3と4(職場の雰囲気と契約期間)を条件に追加して、派遣先を探しました。

そのかいあって二つ目の職場は長い契約ができ、正社員やパートさんと変わらない関係を築くことができたので楽しく働けました。
ここは夫が転勤になり、自分から契約終了を申し出るまでの2年半ほど契約を続けていただきました。

派遣薬剤師の所属は派遣会社といっても、派遣会社自体に出社することはほぼありません。
派遣の薬剤師同士も一度も会ったことがないです。

派遣会社のスタッフとは電話で話したり、派遣先に様子を見に来てくれたりするときに話すことはありますがそれくらいです。

つまり結局人間関係は派遣先で作ることを考えると、派遣先の雰囲気は重視した方が良いと思います。
可能なら見学も行った方がいいですね。

求人票に「アットホームな職場です♪」なんて書いてあるのに、見学に行ったら挨拶もしてくれないようなところもありましたよ。

派遣薬剤師の仕事

仕事の内容

私が派遣先として選んだのは調剤薬局なので、そこでの仕事内容をご紹介します。

出勤したら分包機を起動するなど、開局準備をします。
それが終わったら前の日に残った薬歴を書きます。
薬歴がなければ予製などを行いますが、やることがないときもあります。

患者さんが来始めたら、本格的に仕事開始です。
受付は事務さんがしてくれるので、薬剤師は処方せん鑑査、調剤、調剤鑑査、投薬を行います。

後は空き時間に薬歴を書いたり、予製をしたり、終業時間が近くなったら分包機を片付けたりします。

つまり派遣だからといって正社員やパートと、仕事内容は変わりないと言うことです。

正社員やパートとの違い

仕事内容が正社員やパートと変わらないと言っても、違いを感じることもありました。

例えば派遣社員は鍵当番や電話当番に当たることがありません。

そのため出勤は開局ギリギリでOKのことが多いですし、患者さんから電話がかかってくるかもしれない緊張感に晒されることもないので気楽です。

本社で開催されるような基本的に全員参加と言われる勉強会、その後の飲み会なども参加しなくて問題ありません。
もちろん予定がなければ参加した方が良いですが、不参加を咎められるようなことはないので安心です。

私も店舗内での勉強会には参加していましたが、本社に出向くような勉強会や会合は欠席させてもらっていました。
それで何か不都合に感じたことはありません。

派遣薬剤師をしていて困ったこと

知人は「派遣だから」と邪険に扱われたことがあると話していましたが、私は幸いにもそのような経験はありまさんでした。

どうせ派遣で短期間の付き合いだから…と、こちらから壁を作ってしまうと、人間関係のトラブルが起きやすくなると思います。
どれだけ短期間の契約でも、同じ職場の仲間として関係を作りたいですよね。

「せっかく仲良くなれたのに、契約終了…」と寂しい思いをしたことはありますが、私は派遣として働いたことで困ったことは特にありませんでした。

強いて言うならパートから派遣に切り替えた翌年、収入が上がったことにより住民税が増えておりビックリしたくらいです。

契約終了後に仕事が途切れて困った経験などはありません。派遣薬剤師の募集はたくさんあります。

派遣薬剤師をしていて良かったこと

まず何よりも、パートと比べて給料が高くなったことです。
同じ時間だけ同じように働いていて、年収が60万円近くアップしました。

時給が高くなったことで妊娠のために仕事を減らしたときには、働く時間を減らしたのにパートのときと年収が変わらずに済んだのでとても助かりました。

もう一つ良かったと思えるのは、多くの診療科を経験できたことです。
正社員やパートでも転職や店舗移動などで、扱う診療科が変わることはあります。

ただ派遣として働いていると、正社員やパートよりも職場が変わる機会が多くなるので、その分経験が増えますよね。

特に私は1年も働けばその薬局で扱う処方内容に飽きてしまうタイプなので、転職をせずに次々と新しい診療科の処方せんに触れることができたのはとても楽しかったです。

じっくりと1つの職場に腰を据えて働きたいと思う方には、派遣薬剤師は向いていないかもしれませんが、私のように様々な経験をしたいと考える方には、楽しく仕事ができる働き方だと思いますよ。

最後に

1つの職場に留まらない派遣薬剤師という存在に対して「患者さんとの関係を作れない」と批判をする人もいます。

でも薬剤師が不足して患者さんを待たせたり、十分な服薬指導ができなければ、関係を作るどころではないですよね。

派遣薬剤師は人材不足の職場の、ピンチヒッターです。
患者さんやスタッフと深い関係は作れない分、広く多くの経験や知識を重ねることができます。
もちろん年収も魅力的ですよ。

派遣として働くことに抵抗があった方が私の体験談を読んで、少しでも派遣薬剤師という働き方に興味を持っていただけたら嬉しいです!
自分の働き方の選択肢を広げてみてくださいね。

北海道 30代前半 女性

現在は育児中のため現場から離れていますが、薬剤師の派遣会社、調剤薬局で勤務していました。
資格:薬剤師免許・ダイエット検定2級・おむつなし育児アドバイザー

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